司法試験5振した当日の私

司法試験経験者向け

 どもです! ハク山でございます!

 

 今回は少し自分語りになってしまいますが、私の中では大きなことでした。

 

 わたしは、2016年9月6日の平成28年司法試験で合格できず、受験資格を喪失ました。

 

 その当時の記憶は、3年以上たった今でも色褪せることはありません。

  

 ただ、あの発表を見た瞬間があったからこそ、今は会社でしっかり働いているのだと思います。

 

 そんな当時の醜態を今後も忘れない為に自分への戒め、そして、武運拙く同じ状況になった方へ少しでも参考にしていただけたらと思い、お伝えいたします。

  

 この記事で、少しでも前向きに考えられることを祈念しております。

発表当日

 

 

 発表の1週間前までは、合格するつもりでいたので、勉強は続けていました。

 

 発表3日前になると、緊張してきて、何をしても心臓がドキドキして何も手につかなくなりました。

 

 この時は、緊張しすぎて何も覚えていません。

 

 そして、当日、霞ヶ関に行くのは怖かったので、家で発表を待っていました。

 

 当日は、朝から緊張がピークに達して、何回もトイレに行っておりました。

 

 緊張がピークに達している中、16時になり、法務省にアクセスするも重すぎて見れません。

 

 この瞬間、結果が見れなくて、ちょっとホッとした気持ちになりました

 

 ただ、やはり結果が分からない不安感がどんどん襲ってきて、気持ちを落ち着けようと部屋をうろうろしていたら、15分ほど経っていました。

 

 この時は、何回HPの更新したか分かりません。ひたすらに歩いては、更新を繰り返していました。

 

 やっと法務省にアクセスできるようになって、番号順に見てみると…

 

 番号は見つかりません。

 

 見間違いだと思い、2回見直しましたが、見つかりません。

 

 五振確定です。

 

 すぐに大学院の数少ない友達2名にLINEして、不合格を伝えましたが、親に伝えるのが、無茶苦茶辛かった。

 

 何回も何回も文面を書き直しました。

 

 最初は、色々理由を書いて、最後に「落ちました」と書きました。

 

 でも結局最後は、「残念ながら、落ちてしまいました。応援してくれて本当にありがとうございました。これからのことはゆっくり考えます。」と伝えました。

 

 情けなさすぎて、泣けてきました。

 

 とりあえず、ぼーっとして、ベットに横になり、何も考えられず(本当に頭真っ白になります)その日は、いつのまにか寝てしましました。

 

 

発表から1週間

 

 司法試験結果発表の翌日は、五振の事実を少し受け止められる状態になったと思います。

 

 どういうことかというと、「これからどうしよう」と考え出します。

 

 ただ、考えるだけで、ショックで頭が回りません。

 

 具体的に大学院にもう一度いくのか、就職するのか、とりあえず実家に帰るのかを考えられるようになるには、1週間以上かかりました。

 

 それまでは、漫画やテレビやアニメを見ていました。

 

 辛い現実を認められなかったんだと思います。

 

 ちなみに、勉強はほとんどしていません。勉強や添削すると、だんだん悲しくなってくるので、どうしても無理でした。

 

 友人からの連絡は、こちらから取らない限り、来ないと思ってもらっていいと思います。

 

 みんな司法試験に挑戦していうことは知っているので、結果が気になっても突っ込んでは来ません。

 

 実際、わたしが大学の友達と年末の忘年会で飲んだ時、友達からは「聞きにくかったし、合格したって言われなかったら、なんとなくそう思ってた。」と言われました。

 

 気を使わせてしまったなぁと、今はとても反省しています。

 

 ただ、大学の友達は、今も連絡をとっていますが、大学院の友人は誰も連絡を取っていませんね。大学院ではボッチでしたので(笑)

発表から1週間以降

 

 1週間以降も、だらだらと過ごしていました。どうしても発表日が見えて五振の現実を感じてしまうので、カレンダー見るのが本当に嫌でした。

 

 尚も現実逃避は、継続中です。

 

 ただ、1週間も過ぎると、なんとなく日々を過ごしているのが、ただの現実逃避だとやっと感じ始めました。

 

 でも、現実逃避だと分かっていても、やる気がいろいろ起きません。

 

 たぶん今まで試験勉強ばかりしてきていきなりしなくなると、何をやればいいのかわからなかったのだと思います。

 

 そんな日を過ごしていると、母よりLINEで連絡がありました。

 

 正直かなりの長文で内容は、「身体の心配」と、「現実を見据えて就職活動を始めるべきだ」ということの心配7割、「今後のこと」3割の内容でした。

 

 この時、やっと就職活動しないといけないとは思いつつも、

 

 「どん底なんだから、もう少しそっとしておいてほしい」と、

 

 今思うと、恥ずかしくて、甘ったれたことを考えていました。

 

 当然、上に書いた甘ったれたことを返信したら、電話があり、ものすごい怒られました。

 

 皆さん、お気づきかと思いますが、29歳が母親に怒られるって…絵面がひどすぎる…

 

 でも、今思えば、やはり母は子のことを一番心配して、将来のことを考えてくれているのだなと、「母は強し!と思えます。

 

 母親に(情けなくも)お尻を叩かれて、就職活動をしていくことになるんですが、それはまた別の機会にお話いたします。 

★ヒトコトまとめ★

 

 不合格者の典型的な答案のように、頭でっかちな文章になりましたが、5振後の動きを書きました。

 少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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